私は、【アナと雪の女王】は2回、【マレフィセント】は1回、映画館で観てきました。
どちらも、予想以上に感動し、色々と考えさせられました。
結論から言います。
この2作品でディズニーが世界中に贈ったメッセージは、同じだと感じました。
【注意!!】
ここからは、このブログを見てくれている男性の皆さんにとって、耳が痛いだろいキツい言葉が並びます。
気分を害してしまったなら、申し訳ありません。
私が受け取った、ディズニーからのメッセージはコレです。
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― 世界中の女性の皆さんへ ―
残念ながら、この世の中には【白馬の王子様】は存在しないかもしれません。
もちろん、存在するかもしれません。
でも、現実問題、存在しないかもしれません。
あなたが【白馬の王子様】だと信じていたその男性が、もしも実は【武装した騎兵】で、あなたを傷つける敵に豹変してしまったら??
その時あなたは、1人で生きていけますか?
女性が男性の肩に寄りかかって生きる時代、それはもう終わろうとしています。
もちろん、肩を貸してくれる男性がいるに越したことはありません。
でももしも、その【肩】という、支えが突然無くなってしまった時、その場に倒れこんで泣き崩れ動けなくなってしまう。
そんな弱々しい悲劇のヒロイン……悲しすぎませんか?
男性の支えが無くても、しっかりと立って居られる、芯の強い女性になりましょう。
支えを無くしても生きて抜いて行ける、自分の武器を見つけましょう。
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私には、こんな風なメッセージを感じました。
2作品とも、初めは【白馬の王子様】的な立場で登場した男性が、途中でヒロインを無惨にも裏切り、観ていて呆れる程の見事なダメ男へと豹変します。
今までのディズニー作品で描かれてきた【真実の愛】は、【男女間の愛】。
この2作品では、決してそれを描こうとはしていません。
【アナと雪の女王】では 、
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【姉妹愛】。
【マレフィセント】では 、
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【母子愛 (育ての母 & 娘)】
このように、女性同士の繋がりに重点が置かれていて、男性キャラは、女性を裏切る敵として、もしくは、物語の引き立て役でしかありません。
考えれば考える程、今までのディズニー映画の概念が塗り替えられていく感じが……。
今までのディズニー映画は、日本でいうと小学生が読む『少女漫画』のような夢物語でした。
好きな人と結ばれて、めでたしめでたし。
でも、現実は、そこからがスタートライン。
めでたしめでたし。なんて言ってる傍から現実の厳しさが……(笑)
結婚経験のある男性&女性なら、よく分かるはずです(笑)
悲劇のヒロインの元に【白馬の王子様】が現れ、瞬時に恋してめでたしめでたし。
……これは、空想のおとぎ話にすぎません。
そんな空想のおとぎ話を世に届けてきたディズニーが、手のひらを翻したかのように、斬新な作品を作ったことに正直ビックリしています。
でも、私はこの2作品に出会えたことで、勇気と感動をもらえ、感謝さえ感じています。
何十年も前から、【女性の社会進出】という言葉ばかりが先回りして、空回りしています。
最近も、子育て支援について答弁中の女性議員に、セクハラヤジが飛びました。
悲しいことに、【男尊女卑】の思想は、まだまだどこかに潜んでいます。
ホント……どうにかならないもんですかね。